食中毒を知ろう>覚えておきたいパンの保存方法

●ごはん：
できたら、炊きたてを使いましょう。

「１食分ずつ」に分けてラップに包むんですが、
「解凍する」ときに、熱が全体に行き渡るように、なるべく平らに形を整えておきます。
粗熱を取ってから、保存袋に入れて冷凍庫へ。
約２ヶ月の保存が可能です。

●食パン：
スライスした食パンは、１枚ずつ空気が入らないようにラップに包んで、
まとめて保存袋に入れ冷凍庫へ。
これで、約３週間の保存が可能です。

トーストするときは、”冷凍のまま”で大丈夫ですよ。

「パン」は、焼き上げて室温で置いておくと、味や消化吸収が「劣化」してきます。
いわゆる品質低下です。
これは、でんぷんが老化するために起こります。

「でんぷん」の”生”の状態を「β‐でんぷん」といい、水に溶けません。
これに水を加えて加熱すると、糊状に変化し「α‐でんぷん」になります（α化）。

一度「α化」したものを、室温に晒しておくと「β‐でんぷん」に戻ってしまうんですね。
これを「でんぷんの老化」と言います。

「パンの品質低下」は、０〜４℃で顕著ですから、
保存には「冷蔵保存」はダメで、冷凍（凍結）保存が適しています。

気をつけましょうね。