食中毒を知ろう>水のあれこれ1

洗浄にも使う「水」は、地球に存在するあらゆる生物にとって必要なものですよね。

”五大栄養素”の「炭水化物・脂質・タンパク質・ビタミン・無機質(カルシウム、リンなど)」
に、「水」を加えて”六大栄養素”とする
考え方もあるくらいですから。

また、「微生物の増殖の条件は3つ」のページでも述べましたが、
微生物の増殖の3大要因にもなっています。

「水の分け方」に、「硬水」「軟水」があるのを聞いたことがあると思いますが、
ミネラル(カルシウムなど)が多い水を「硬水」
少ない水を「軟水」と呼びます。

「硬水」は、”欧米に多い”水で、飲料水にあまり適しません
硬度が高いと、胃腸障害や腹痛を起こします。
酒の醸造には適していて、ワインなどは硬水の恩恵だと言われます。
また、洗浄にも適しません
石けんの洗浄力が落ち、うまく溶けず石けんカスが出てきます。
また、「タンパク質」がうまく煮えず、調理にも不向きです。

「軟水」は、”日本に多い”水で、
「カルシウム」と「マグネシウム」の合計が100ppm以下のものを言います。
飲料水に適していて、”日本茶”や”紅茶”などに使用すると”おいしくなる”んです。

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