食中毒を知ろう>ノロウィルスの脅威とは？

●ウィルス性食中毒
原因ウィルスは、
「ノロウィルス」「Ａ型肝炎ウィルス」「Ｅ型肝炎ウィルス」
が主になります。
日本で発生する”ウィルス性食中毒”のほとんどが「ノロウィルス」によるものです。

「冬期の発生」が多いですが、最近では通年発生しています。

このウィルスに汚染されたカキ、はまぐり、ホタテ貝などの「二枚貝」を食べたり、
感染者の便、吐しゃ物などに触った「手指」で食品などに触れ、それを食す、ことによって
感染するのです。

ウィルスの特徴としては、食品中では増殖しません。
ヒトに感染する場合は、腸管内で増殖します。
感染源は「ヒト」になるんです。

「１〜３日」の潜伏期間後、吐き気、嘔吐から始まって、腹痛、微熱、下痢が起こります。
風邪に似た症状が出ます。

予防方法は、
「ノロウィルス」の場合は、カキを生食しない（カキによる感染が４割）、８５℃以上で１分以上加熱する、
食材や食品を扱う時は、適宜手指を洗浄する、器具等にはアルコール消毒は効果が期待
できないので、塩素剤（２００ｐｐｍに薄めたもの）の消毒で対応すること、などです。